“低フォスターゼ症”という言葉を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか?

この低フォスターゼ症は歯へ影響がある場合があります。

今回は低フォスターゼ症について詳しくお話しします。

乳歯が早期に抜ける?

低フォスターゼ症ってなに

低フォスターは、アルカリホスファターゼという酵素の異常により骨の石灰化が障害され、骨が弱くなる遺伝子の病気です。

発症頻度は、重傷者では15万人に1人程度、軽症の場合5万人に1人程度と言われています。

症状が軽いと気づかない場合もありますし、病院に行って診断してもらっても骨粗鬆症などの他の病気と診断されることもあり、低フォスターゼ症と診断されていない人が多いです。

低フォスターゼ症の症状はどのようなもの?

低フォスターゼ症の症状は、頭部の変形や、けいれん発作、関節の痛み、骨折を繰り返す、呼吸困難、腎臓病、歯の早期脱落などの症状が見られます。

4歳までに乳歯が抜けてしまう、うまく歩けない、よく転倒するなどの症状がみられる場合は注意が必要です。

 

低フォスターゼ症は5つに分類される

低フォスターゼ症は発症時期や症状によって5つに分類されます。

周産期型、乳児型、小児型、成人型、歯限局型です

今回は歯限局型についてお話しします。

 

歯限局型とは?

骨には異常はありませんが、早い時期に乳歯が数本抜け落ちるなど歯だけに症状がみられるのが歯限局型です。

普通乳歯は歯の根が吸収された状態で抜けてきますが、低フォスターゼ症の場合根っこごと抜けるのが特徴です。

低フォスターゼ症と歯の関係

乳児型や歯限局型の場合乳歯が早期に抜け落ちてしまいます。

歯科医院を受診した時に発見されることが多く、低フォスターゼ症が重症なほど歯が抜け落ちる本数が多くなっていると言われています。

特に下の前歯の歯が根っこごと脱落することが多いようです。

歯の治療はどのようなことをするの?

抜け落ちてしまった歯の部位が多い場合は入れ歯を製作することもあります。

また、乳幼児期に歯周病が進んでしまうため、歯周病にならないためのブラッシング指導や定期的な健診で健康な歯茎を維持できるように診ていきます。

また、外傷による歯の脱落防止のため運動するときにマウスピースを付けてもらうこともあります。

気になることがあれはご相談ください

いまだに、低フォスターゼ症で歯が早期脱落する原因はわかっていません。

また低フォスターゼ症は、進行性の病気です。最初は歯だけの症状でも徐々に全身に症状が出てくる場合があります。

もし気になる症状、似た症状がある場合は歯科医院へ相談してみてくださいね。

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